スライディングドア

30歳ぐらいの時に仕事がノリに乗っていて、それが故に毎日1時2時に帰っていた時代がありました。それでも映画が好きすぎて、帰ってから車に乗って恵比寿のTSUTAYAに毎日ビデオを物色に行って観てから寝るということを繰り返していました。たぶん人生トータルで劇場とビデオDVD合わせて2000作ぐらいは観てると思います。

そんな時代にグウィネスパウトロー主演のスライディングドアという映画に出会いました。


面白い映画とまでは行かなかったのですが、人生ってホントひょんなきっかけで変わっていくなあということはその後の人生の様々なポイントで実体験として感じています。

超丸めて言えばこの映画では、とある電車の(スライディング)ドアが閉まる直前ギリギリに乗れば場合と乗れなかった場合で人生がどう変わるかということを描いています。


今日本人が学生時代から知っている後輩と飯を食ったのですが、新たな人生の門出を祝うためのサシ飯でした。

就職活動をしている学生を無料で指導していた中で会った男です。

まあ、学歴はあるのですが書いてあること、話してることなどが酷くて酷評をした思い出があります。それでも自分のできることをかなりの時間を割いて行う中で行いました。広告業界で働きたいということで自分の所属する会社も受けたいということで手を尽くした訳ですが、残念ながら彼の力不足で内定できず広告関連企業に進むことになりました。

数年が経て転職の連絡があり、インターネット広告代理店に転職するということになったのですが、配属はインターネットビジネスではなく、インターネット関連を中心として企業に投資実行するCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)部門になったのです。当時はかなりその会社でも亜流部門でした。


そこから幾年月、遂に次のステップに進むということになり今日の会になった訳です。

今ではその業界でも名の知れる男となっているからこそ決断した、当該業界における「起業」という選択。


あの時希望の会社に入っていたらどんな人生を送っていたのでしょうか。

少なくともこの職業選択にはなっていなかったことでしょう。


人生は決断の連続。

そして「失敗した」とその時に思っても実は別の成功へのスタートラインに立っている可能性もあるので、いつでも人生を変えるチャンスは転がっているんでしょうね。

東京ぎりぎり通信

芸能、マーケティング、メディア関連、インターネット関連、カルチャー(特に東京)関連、就活関連が専門分野。 世の中のいろんなことをギリギリなところまで語ってまいります。

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