人は創造的な仕事に集中できるのか
今日、会社でゲスト講師を呼んだ勉強会がありました。
メディア露出も多い、働き方改革の専門家の大学院教授の方のお話し。
勉強会って、「知ってる知ってる」って感じで参加するだけで聞いてない場合が多いですが、今日の話は役立つ話しも多かったし、何より面白かったのです。
その中で、ソフトバンクの事例が出ました。
働き方の話しにはつきものの、機械にやらせることでミスも激減するし業務も相当な割合で効率化するという話しがありますが、就活の話しに関しでした。
人気企業のソフトバンクは、1万人ぐらいがエントリーシートを送ってくるそうで、それを全て採用側がチェックして振り分けるのは極めて時間のかかる作業であります。そうはいっても会社の未来を担う人材の採用は会社にとって最重要課題でもある訳です。
ソフトバンクはそこにAIを導入し、機械に読み込ませて理解させた上で面接に呼ぶ人間を機会が選別するそうです。その選別の精度は約85%とのことでわずか15%しか誤謬率はありません。これは目検で普通に行うレベルとほとんど変わらないそうです。
その中で、振り落とした中身について人間の目検をするらしいのです。
そうすることで、本来は面接に呼ぶべき人間を逃すことなく効率的に採用活動が行えるようになります。逆に面接に呼ぶべき人間でないものを機械が選別しているものもあるのですが、そこは割り切って面接で判断し、通常の採用の中でふるい落とす。なるほどなあと思います。
今日の話しでも出てましたが、最近よく言われる20年後、30年後には今ある職業の半分がAIにリプレイスされてなくなるそうですが、野村総研の調べ ではそうなっても新たなよりクリエイティブな仕事が数十パーセントの割合で増えるという予想をしているらしく、AI≒機械と人間は共存できるということです。
まあ、僕自身で言えば少なくとも20年後、30年後にはサラリーマン人生はほぼ終わっている訳で、次世代の社会を外野的に見守っていることになるのか、はたまたまだ現役で自分で何かをやっているのかこれまた未知ですがAIをうまく活用する側になっていたいところです。
ITの進歩は本来より簡単になるはずでしたが、現状やや難しくなっているという現状を見ても大きな会社の予想であっても、予想は予想であっていい加減なものだったりもします。
まあ、本当にただの道楽じじいになってて世俗を離れて田舎で釣り三昧みたいな人生かもしれませんが、きっと釣りでさえAIに毒されてることでしょう。逃れられませんね。
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