本当のことは結局わからない
とあることがあって、ふと思ったこと。
世の中には本人が心から信じている情報をまことしやかに伝えてても、その実それが正しいかどうか判別できないことがある。その道の有資格者や、権威と言われる人であっても。
例えば健康文脈。
その昔医師が50人だか100人集まって、『ガンは遺伝による影響が多いと思うか』といった質問に対して約半数近くが否定した。
要約すれば賛成派は、遺伝因子があることが大きいと言い、反対派は家族で食生活を行なってきたことにより、食の嗜好が似ることによって結果同じ病気になり易いというもの。いずれも理解出来るが結局何なんだと。
脂肪が付くと健康に悪く病気になるという定説とも言える考えも、最近では脂肪こそエネルギーなので大事で痩せることのマイナスを説く言説も出てきている。同様に運動は体に良いという度合いを述べない定説もあるが、激しい(というレベルでなくとも)運動は活性酸素が発生して体を錆びさせるから逆効果なんて話しもあったり。
これらは例えば自著を売るためのケースもあるとは思うが、多くは心からそう言っているケースの方が圧倒的に多かったり。
こうした医師という専門家でも意見が割れる話しって意外と多くて何を信じれば良いのかが分からなくなる時が多いのです。
そして、健康ぐらい大きなテーマだと間違った考えにも基づく行動の蓄積は後で取り返しの付かないものなので大変困る。厄介なのは基準が無いのでその真相を調べる術すらないということなんです。
高度情報化社会の結論は、『何が正解かどこまで行ってもわからないので運次第』。
結構こんなことだったり。
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