プロダクティビティとクリエイティビティ


手間が掛からず効率的に稼げる仕事と、遣り甲斐を感じられて手間が掛かり儲からない仕事。

ビジネス的に言えば前者は満点。後者は0点かマイナス(他の仕事やっ出た方が儲かってた)でしょう。

いつも悩むのはこんなシーンだ。

前者は会社から評価されるという意味で気持ちが高揚する。

後者はその作業自体はワクワクするが評価を全くされない。

両者は割とマッチし辛いので両方が合わさるケースは1つの仕事では少なく、案件ごとにはあるだろう。

イメージに言えば外資に多い歩合型保険のセールス。これは前者だろう。一度か2度の面会で決めるような作業。それで無理ならそこからの紹介者のゲットだけで良い。成約がそのままギャラに繋がる。クリエイティビティは成約率を上げるためのセールストークの磨きなどだろう。僕からすれば営業マンがセールストークを磨くのなんて何の業界でも基本だからクリエイティビティは感じない。プロダクティビティはあるのはわかる。

物事にはストーリー(文脈)や、想いが大事だと感じている。

この間音楽専門誌に寄稿していてラジオ番組のプロデュースまでするほどの音楽知識のある先輩が言っていたが、80年代や90年代の音楽は素晴らしいものが多かったが、2000年以降停滞から衰退している音楽業界の理由は良い音楽が減ったことだという。

音楽の素人でもツールで曲を作れる時代になり、一曲の産みの苦しみを感じないまま低質な音楽が生まれ続けたという分析。もちろんそこに追い打ちを掛けてダンロード販売が主流になったことも大きい訳だが。

僕も本来は仕事を選びたい。
共感できない業界や会社の応援を心からできるはずもなく、想いの無い本人もクライアントも両者が不幸になるから。

ただサラリーマンは逃げられない。

人生はジレンマとの戦いであり、暇潰しである。

東京ぎりぎり通信

芸能、マーケティング、メディア関連、インターネット関連、カルチャー(特に東京)関連、就活関連が専門分野。 世の中のいろんなことをギリギリなところまで語ってまいります。

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