内観


父の死、もっと言えば闘病末期の時から死や人生について毎日幾度となく考えるようになりました。

生きるとは何か、という根源的なことまで考えているのではなく、いくつまで生きられるかとか、今死んだらどうなるか、生きるのにお金掛かるなとか、そもそも死ぬの怖いなとかがテーマで、その中でじゃあ今何をすべきかなどを頭の中でグルグル自問しています。

最近の老人の運転事故などに代表されるように長生きしてもその生き方、頭の働き方によっては周りに迷惑かけちゃうよなとか、長生きすればするほどお金かかるから適当なところで死にたいけどそれは選べないし、とか。

子供がいれば子供の子供(孫)を見たいと思うだろうけど、見たら見たでその孫の成長をずっと見てたいと思うだろうと。

随分都合良い考えだなあとも思います。

そんな中で随所で最高評判の『グレイテストマン・ショー』を観ました。

ミュージカル形式が時折加わる映す画でして、令嬢が親無しの子供と(親は反対しながらも)結婚をするところような設定とか無理が色々あるんだけどまあ平均的な日本人が心の中でなんとなく思う波乱万丈な人生を上手くエンターテイメントに落とし込んだ印象です。ちなみに一応実話をベースにしてますが実際はこんな綺麗な話しではなかったみたい。

そこで描かれたテーマは色々あるのですが、僕なりには、

『どんな不利な境遇でもやってみればできるかも』
『どんな時も身近な人を大事にせよ』

ということかなと。

『そもそもやる前から無理だと決めつけてては何も始まらないぜ』

『ビジネスで大成功しても家族をきちんと見られているか?』

というメッセージと捉えています。

けだしこんな風に意識的に考え続けられたらハッピーです。

人生で『勝ち』があるとすれば自分の思い描く人生に近似している生き方をしていると思えることだと思います。感情はある程度コントロール出来るということは自分でもよくやるから分かります。

結論。自分を上手く騙し通そう。それが大事。

東京ぎりぎり通信

芸能、マーケティング、メディア関連、インターネット関連、カルチャー(特に東京)関連、就活関連が専門分野。 世の中のいろんなことをギリギリなところまで語ってまいります。

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