打ち出す角度が全て
まさに今のクールで放送されているフジテレビ系列全国ネット『隣の家族は青く見える』に関して一部お仕事で関わらせて頂いているのですが、だからと言う訳ではなく大変素晴らしいコンテンツで毎週欠かさず見ています(録画含め)。
当初このドラマの内容を聞いた際には、現代社会の大きなテーマである、不妊治療、LGBT、SNSでの見せかけの幸せアピールなどをフィーチャーするということで世論がどう動くかとてもドキドキしていました。
特に不妊治療経験者からのネガティブなリアクションが多いと思われましたが、個人的にSNSで検索して見ている限り好意的なコメントが圧倒的となっています。
これはまさに『演出の為せる技』であります。
同じ内容でも、出演者が違えば雰囲気も全く変わるし、BGMの選曲や入れ方によっても全く変わります。
不妊というテーマを深刻なタッチで描けば全く違う(真逆ほど)反響だったと思われますが、コミカルなタッチや、その他の別の社会的問題と掛け合わせることで見え方がエンターテイメントに落とし込めています。
これは正に打ち出しのアングルによるものです。より正確に言えばシリアスさを何%入れて、コメディ要素を何%入れるかや、隠し味に何を使うかなど文字通り味付けの仕方で同じ料理(デーマ)でも全く別物に変貌を遂げます。
こういったエンタメの世界だけでなくクライアント相手や生活者と直接接点を持つ仕事であればなんでも、サービスの仕方やスピード感、ビジュアル、声のトーンなどなど自分なりのクリエイティビティを出し切ることによって大きく差が生まれてきます。だからどんなルーティンワークであっても腐らず自分らしさで突破しろ!
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